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2025/01/17 21:49


皆さんバクはご存知ですか?

そうです、あのお腹の白いバクです。

ちなみにあれはマレーバク。

他にもアメリカバク、ヤマバク、ベアードバクなんてのもいますが、白いお腹のバクはマレーバク。






そんなバクですが、よく「悪夢を食べてくれる」「吉夢を与えてくれる」なんて聞きますよね。


霊獣と言われるバク=漠ですが、その由来を辿ってみましょう。


獏の起源は中国にあるとされています。

吉夢を運んでくると信じられていた獏は、辟邪(魔除け)の動物でもありました。


かつては睡眠中に魂が離れると信じられており(幽体離脱的なイメージですね)、眠っているあいだに魂が悪霊にさらわれてしまわないように、枕辺や寝室には魔除けの神獣としてバクが置かれていました。


そもそもバクにまつわる逸話は多いのです。


名前の由来からして謎めいていて、バクはタイ語で「まぜ物」を意味するのですが、神様が動物を創造したときに、最後に余った材料を繋いで作ったのがバクだったそうな。


その証拠に見た目にも珍奇!

・鼻は象に似ているが象より短く

・サイに似た体型

・前足は4指なのに後ろ指はなぜか3指しかない

・生え方もまばらな短い毛に覆われている


なんと外見だけでなく内側も不思議な作りになっていて、胃腸は馬に似ているのに肺は牛にそっくりだそうな。なんてこったい。


まるでキメラや鵺のような存在ですね。


名前のとおり、地上の動物をまるでパッチワークのように縫い合わせた珍獣!

ちなみにバクの胴まわりの白い跡は、お釈迦様の乗り物だった名残との説もあったり。

(お釈迦様はマレーバクに乗ってたんでしょうかね)


バクは夜行性でゆっくり歩き、水中に入ることもあります。好物は木の芽と水草。

悪夢を食べてお腹を壊したという話は特に無いそうな。


中国・唐代を代表する詩人、白居易(はくきょい)はこの生物について「南方山沢中に生じ、象鼻、犀目、牛尾、虎足。その皮に寝ねて瘟(流行り病)を避け、その形を図して邪を避く。今俗にこれを白沢という」と記しています。

興味深いのは、中国の獏は夢を食べなかったということ(!!)あくまで魔除けの霊獣だったようですね。

ちなみに神獣「漠」が食べてたのは銅鉄や竹骨などだったそうです。


獏は日本に渡ると、なぜか夢を食べるようになったのです。これまた不思議な話。


日本に渡ってきたバクは何故か夢を食べるようになったわけですが、それが伝わってきたのは室町時代の頃だそうです。


豊臣秀吉はバクの形をした枕を使っていた、なんで記録もあるとか。

画像を見ましたが、これまた硬そう。

(是非調べてみてほしい)


創作工房mucco

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